The Fever

The Feverはアル・メリックがこれまで高いパフォーマンスを証明してきたショートボードのデザインがベースとなっているモデル。マイク・アンドリュースとパトリック・ガダスカスがこのボードをデザインする上で目指したところは、誰が使っても「乗った瞬間にそのスピード性能を感じられ、創造性を掻き立てられるボード」で、誰もが入手できるツアーレベルのパフォーマンスボードを作り出すことだった。The Proton、The Rookie、The MBMといったモデルからパットが気に入っている要素を抜き出し、絶妙なシングルコンケーブと緩めのロッカーをそうした要素と組み合わせることで、広いスイートスポットを有するボードが出来上がった。ややストレート気味のアウトラインと緩めのロッカーが特徴なThe Feverは、幅広いコンディション、いろいろな波に対応するオールラウンドなデザインであることが証明されている。また、The FeverはFlex-barテクノロジーとの相性も抜群だ。「このボードはとにかく速いから、Flex-barにするとさらに爆発力と鋭さが際立つし、相対的にシンプルなアウトラインと合っているんだと思う」

The Feverに対するパトリック・ガダスカスの話

概要:
僕はサーフボードに対してスピード性能、ドライブ性能、鋭さといった要素を重視していて、それらを備えたオールラウンド・パフォーマンスボードが欲しいという話から生まれたのがThe Feverなんだ。マイク・アンドリュースとチャネルアイランズと共にデザインしたこのボードは、どんなコンディションの波でも調子が良くて、楽しめるというのが最大の特徴さ。誰もが乗った瞬間に高いスピード性能を感じられるし、創造性を掻き立てられるボードだよ。みんながもっとそういうツアーレベルのパフォーマンスボードを手に入れやすくなって欲しいと思っていたんだ。

コンディション:
フェイスが柔らかいカリフォルニアのビーチブレイクのような2〜3フィートの波から、6フィートを超えるポイントブレイク、それにスナッパーロックス、Jベイ、ベルズ、ローワーズ、ハレイワ、バックドアといったワールドツアーのような波まで、いろんなブレイクでこのThe Feverを使っているよ。サイズ的には、小波用ボードを使うまでもない大きさの波から、ステップアップボードやラウンドテールのボードを使う一歩手前の波まで、幅広く対応してくれるのがありがたいね。

オーダー方法:
僕はノーマルショートボードと同じディメンションでオーダーしているよ。僕のディメンションは5’10″×18 1/2″×2 1/4″で、フルレールの2 1/4″っていうのがお気に入りなんだ。このディメンションだとすごく安定するし、ボードがスムーズに反応してくれる。テールキックをきちんとつけてあるから、レールにかけて少しくらいボリュームをもたせてもホールドできるんだ。通常のディメンションと同じようにオーダーしても、ノーズ寄りのエリアはかなりストレートなデザインになっている。あと、このデザインはFlexBarテクノロジーとの相性がすごく良くて、とても良く反応してくれる。速いボードだからFlexBarテクノロジーと組み合わせると反発力が増して、動きもシャープになるし、相対的にシンプルなアウトラインとバッチリ合うんだろうね

技術的背景:
このボードは僕がワールドツアーで何年も使っていたThe Remix(The Rookie/The MBM)がベースになっている。このモデルを気に入っていたんだけど、全体的にもっとスピードとドライブがあればいいなと思っていた。だから僕たちはボードをノーズとテールに分けて、ロッカーをよりフラットになるように設定し直して速さを求めたんだ。それからシングルコンケーブを加えて、CIの数あるモデルの中でも最もお気に入りの一つであるThe CI MBMに近いテールテンプレートを採用した。こうしたカスタムを施した目的は、ドライブ性能を高めながらも、サーフボードのテール寄り1/3のエリアでのコントロール性能を上げるためだったんだ。そうすれば速くなると同時に、大きなセクションやホロウなボウル状の波でも思い通りに動かせるようになるからね。安定感があって、高度にシャープな動きが可能で、ボードのスイートスポットがわかりやすいというのがこのモデルに求めたことさ。

The Feverが出来上がったバックグラウンド:
The Feverはスピードとドライブを追求したボードなんだ。僕はチャネルアイランズのチームライダーを16年やっていて、アル・メリックとCIサーフボードがデザインしたほぼすべてのモデルに乗ってきたし、彼らのやり方もすごく気に入っている。つい最近まで、僕はこれまでのお気に入りボードのすべてを一つにまとめたボードができないかと模索していたんだ。ボードのスイートスポットがわかりやすくて、ビーチブレイクのオンショアの小波だろうが、6〜8フィートのパーフェクトに巻いてくるポイントブレイクだろうが、どんなコンディションでも僕のサーフィンに対するクリエイティビティを刺激してくれるボードを求めていたんだ。The Feverが出来上がるまで何年も僕はワールドツアーで訪れる最高の波でサーフィンをして過ごしてきた。だからThe RookieやThe Proton、The T-Low、The MBMといったサーフボードを使う機会も多かった。その中で僕が気づいたのは、それぞれのボードには特徴があり、乗る波や目的、スタイルよって合う、合わないがあるということ。

The Protonはホロウでパワフルな波だとボードについているカーブが波のフェイスのカーブとマッチして最高なんだけど、波が小さくなると水に張り付くような感触になって、途端にスピードを失ってしまう。The Rookie/The Rookie 15は大きな弧を描くカービングやターンに適したオープンフェイスの波には調子が良くて、ベルズビーチのようなブレイクにはとてもマッチするんだけど、個人的にはパンチがあってクイックな動きが要求されるビーチブレイクでは苦労した。僕はボードがどっちタイプなのか見極めていたし、逆に言えばすべてを兼ね備えたボードっていうのはなかったんだ。それこそThe Feverが生まれた背景さ。

僕がサーフボードに対して求めるスピード性能、ドライブ性能、鋭さといった要素を備えたオールラウンド・パフォーマンスボード。そういったボードが欲しかった。マイク・アンドリュースとチャネルアイランズと共にデザインしたこのボードは、どんなコンディションの波でも調子が良くて、楽しめるというのが最大の特徴さ。誰もが乗った瞬間に高いスピード性能を感じられるし、創造性を掻き立てられるボードだよ。みんながもっとそういうツアーレベルのパフォーマンスボードを手に入れやすくなって欲しいと思っていたんだ。デザインについては、これまでのサーフボードよりもロッカーを抑えて、代わりにテールキックを加えることで、最大限のスピード性能とドライブ/コントロール性能を得られるようにした。シングルコンケーブが入っていて、シンプルなアウトラインが特徴のお気に入りボードさ。The Feverはボードのスイートスポットがわかりやすくて、それでいて動きがシャープで、かつスピード性能とドライブ性能に長けた最高にファンなモデルだよ。みんなにもこのボードを楽しんでほしいな。

シェイパーであるマイク・アンドリュースによるデザインに対する話:
The Feverはアル・メリックがこれまで高いパフォーマンスを証明してきたショートボードのデザインがベースとなっているモデルなんだ。僕たちがやったことは、パットが気に入っているThe Rookie / The Remix / The MBM / The Protonといったモデルから、いくつかの要素を抜き出すことだった。The Rookieからは「エンジンルーム」、つまりエントリーロッカーとフィンまで繋がるレールロッカーを拝借しつつ、全体的なロッカーを抑えるようにした。あと、The Rookieより少し浅めに設定してあるアルのThe Remixのコンケーブを採用した。そうすることでパーフェクトな波じゃなくても対応しやすいようになっている。The MBMからはアルのヒップスカッシュを抜き出して、ボトムを軸とした回転をしやすくして、リップでの抜けが格段によくなるように設定した。それからThe Rookieよりも少しだけワイドなノーズ&テールにデザインすることでThe Protonのように若干パラレルなアウトラインになり、ドライブ性能を上げることに成功した。こうして出来上がったのがパットのThe Feverだ。非常にハイパフォーマンスなボードでありながら、オールラウンドな性能も備えていて、パットが求めていた通りの非常に幅広いコンディションに対応するモデルに仕上がっている。

WAVE

サイズ
コシ – アタマ
ブレイク
ポイントブレイク – リーフブレイク – ビーチブレイク
パワー
弱い/厚め – ミディアム/急斜面

PERFORMANCE

アプローチ
バーティカル/ポケット – パワー/カービング
スキルレベル
中級者 – エキスパート
フットオリエンテーション
ニュートラル

SHAPE

フォイル/レール
ミディアム
ノースシェイプ
尖ったデザイン
テール幅
ミディアム
エントリーロッカー
ミディアム
テールロッカー
ミディアム
ロッカースタイル
全体的に施されたロッカー
アウトライン
ストレート